イギリスで陸マイラー始めました

マイルを貯めたいけど、飛行機には乗らないし。それなら陸マイラーで貯めてしまおうと思い、同時にブログも開始。イギリス在住で色々出来ないこともあるけど、色んな情報アップしたいと思います。

イギリス在住でよかった事 ②

前回イギリス在住でよかったこと①をご紹介しました。
blueparrot.hatenablog.com


今回は引き続き②をご紹介したいと思います。

携帯電話の料金が安い

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これは本当に安いです。
使ってるキャリアやプランにもよるんですが、プランは大まかに2つに分けられます。

1、CAPプラン
これは毎月決まった月額費を払って料金内に通話時間やデータ量が含まれています。
自分が使っているのは『3』と言う会社です。
3のCAPプランには1か月契約と12か月契約の2つに分けられます。
1か月ごとの契約が出来るので短期の契約も可能です。しかし、12か月契約に比べると少し割高になります。

    通話時間 テキストメッセージ データ量 有効期限
£9 200分 上限なし 500MB 1か月
£10 600分 上限なし 1G 1か月
£17 上限なし 上限なし 30G 1か月
£20 上限なし 上限なし 上限なし 1か月

僕が契約しているのは月に£17の12か月プランです。
これには毎月上限なしのイギリス国内への通話(携帯電話含む)、テキストメッセージと30Gまでの使用データが含まれます。
£17(約2500円)ほどでこれは安いと思います。
今は日本でも格安キャリアの登場で十分安くなってきましたが、大手キャリアでこの値段はまだなんじゃないかと思います。

はっきり言ってどこでもWifiが飛んでいるイギリスでは30Gのデータを使い切るのは難しいんですが、3のいい所はこのデータ量はヨーロッパ国内でも使えるってことです。
そのため、ヨーロッパ各国に旅行に行っても毎月30Gまでならそれ以上請求されません。
ヨーロッパ以外でも、アメリカ、香港、シンガポールなども提携国に入っているので、それらの国に旅行に行くときはわざわざSImカードを変えなくて済むのはありがたいことです。


2、Pay As You Goプラン
これは事前にいくらか分を買って使い切ったらまた買い足すプランになります。
この中でも2つに分かれます。

通話時間 テキストメッセージ データ量 有効期限
Free SIM 3P/分 2P/メッセージ 1P/MB なし
£10 3000分 3000メッセージ 1G 30日
£20 3000分 3000メッセージ 12G 30日
£35 上限なし 上限なし 上限なし 30日


1つは£10~35を払ってある程度のデータ量を買う
もう1つは自分の好きな値段だけ入れて、使い切ったらまた買い足す
先に述べたものをもう少し詳しく説明すると、例えば£15払って5Gのデータ量を買うことが出来ます。
これには、3000分の通話料金も含まれています。
ただ有効期限があり、30日以内となっています。

もう1つの好きな値段を入れるプランは有効期限はありません。
これの料金は3p Minute 2p Text 1p MBです。
なので£5を入れて自分オン使った分だけ入れた金額から引かれていきます。
あまり通話はしないし、ネットもwifiをメインで使う人はこれで事足ります。

さっきも言いましたが、イギリスはいたるところで無料のwifiが飛んでいます。
カフェやレストラン、お店やスーパーでも拾えます。
うまく使えば、自分のデータ量をあまり使わないで済ませられます。

意外と自分の周りはこのパターンの人が多くて、1か月に£5使い切らなかったなんて言う話もたまに聞きます。

ただ旅行者やgoogle map,Youtubeなどを外出先でも見る人には向いているとは言えません。

カード社会

イギリスはカードの使用率が半端なく高いです。
そのため、現金を持っていなくてもなんら困ることがありません。
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とある日の日常を例にとると、
朝、カフェでコーヒーを買う
電車のチケットを買う
レストランでランチを食べる
カフェでコーヒーを買う
バスに乗って帰る
夜ごはんの材料を買いにスーパーで買い物

これらすべてカードで決済できます。

コンタクトレスが一般的で、タッチするだけで買えます。
Apple Payもかなり普及しているので、下手したらIphoneさえあれば1日支払いに問題はないかもしれません。

最近現金をいつ使ったかと思ってみたら、チップで使った時くらいでした。

個人経営のカフェや、出店などでは使えないこともありますがそれでも最近はそういう店でもカードの利用率が上がってきているように思えます。
また店によってはカード支払いの下限を決めている店もあり、£5~10以上でないと払えないという店もあるので、支払いの前に確認が必要です。

医療費が無料

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今回一番強く言いたいのがこれ!!
北欧は医療費が無料っていうのはよく聞くと思います。
実はイギリスも無料なんです。

と言っても、全員が無料になるわけではありません。
また無料じゃないものもあります。

NHS

まずはイギリスの医療制度で知っておかなくちゃいけないものがこのNHSです。
NHSはNational Health Serviceと言って、イギリス政府が行う公的医療機関です。
これは、イギリスに6か月以上滞在する人が、収入にかかわらず使うことが出来ます。
このNHS利用でかかる費用は基本的には無料なんです。

では何が無料なのかを少し説明したいと思います。

無料になる条件

イギリスに住んでいるイギリス人、ヨーロッパ人
イギリス国籍の人
イギリスの永住権を持っている人

イギリスではNI(ナショナルインスランスナンバー)と言う番号をイギリスに住んでいる人全員が持っています。
これは日本でいうマイナンバー的なものでしょうか。

こっちで仕事をする場合はこの番号を持っていないと働くことが出来ません。

給料から所得税とこのNIのお金が天引きされます。
この引かれてるNIがこのNHSの運営費として賄われています。

残念ながら短期旅行で来ている人はこの無料サービスを使うことは出来ません。
また日本人やEEA(欧州経済出身者)以外の人はビザの申請時にHealth surcharge feeと言う保険料をビザ申請代金と一緒に払わなくてはいけません。

今のところ学生ビザ、ワーキングホリデービザは1年間で£150、そのほかのビザは1年間で£200となっています。
ただこの保険料も今後2倍に上がる話が出ているので、1年で£400はきついですね。
詳しくはここに書いてあります。
www.gov.uk

無料の範囲

イギリスにはGP(ジェネラルプラクティス)という日本のクリニックのようなものがあります。
これはかかりつけ医になるので、まずはここに登録をしなくてはいけません。
日本のようにいきなり病院に行くことは出来ず、まずはここで初診をしてもらう必要があります。
このGPにかかる診察料や検査代は無料です。

またこのGPからスペシャリスト(病院)に紹介された場合、病院でかかる診察料や検査代も無料です。
また手術代、入院費、入院中の医療費、食事代もすべて無料です。

食事代まで無料

これははっきり言って賛成できないんですが、入院中の食事代はすべて無料です。
しかも、こっちの病院は1日に何回かティータイムがあるんです。
各食事時と食間、就寝前。1日に何回無料で飲み物出すんだ?ってくらい(笑

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この飲み物は紅茶、コーヒー、ココア、各種ジュースなど。
そしてビスケットやポテトチップス、マフィンなんかも無料で提供されるんです。

毎食ももちろん無料。
ちゃんとあったかいホットミールもあるので、入院しているほうがいいもの食ってるんじゃない?ってくらい。

日本では入院するときちんと食事代も取られて、入院中に個人で飲むものは自分で買ってこなくちゃいけない。
この辺が日本と比べると大きな差だなーって思います。


有料になるもの

NHSのすべてが無料になるわけではありません。
有料になるものは、処方箋を貰った薬代。これは一律で£8ほどかかります。
また眼科検診、歯科受診などは費用がかかってきます。


さらにイギリス政府が行っているNHSとは別にプライベートと呼ばれる病院があります。
ここでは診察にかかるすべての費用が有料となります。

イギリスにある日系のクリニックもすべてプライベートなので、診療費がかかります。
プライベートのいい所は待ち時間なくすぐに診てもらえる。手術などもすぐにしてもらえて、きれいな病院が多いっていうことでしょうか。

一方NHSの場合は、GPの予約もなかなか取れない。病院の検査や手術も待ち時間がかかります。
風邪をひいて熱やのどの痛みがあっても、GPに連絡しても予約出来るのは1週間後なんてよくあります。

もうその時期には治ってるわぁ!!って毎回思いますもん。


待ち時間は長いけど、無料だからと利用する人は多いんですけどね。

NHSを使ってみて

これは余談ですが、5年間住んでいてNHSを何度か利用しました。
基本的にはGPに行って診察してもらって処方箋を貰うくらいですが、何度か病院にもお世話になってます。

歯が痛くて歯医者に行ったときに、歯の下に小さな膿瘍のようなものがあると言われました。
そこで病院の口腔外科を紹介され、診察、レントゲン、CTの検査をしました。
検査の結果、このまましばらく様子を見てもいいが、この膿瘍が大きくなるかもしれないとのことで、抜歯兼膿瘍摘出の手術を勧められました。

そのまましばらくすると手術日の日程が決まった手紙が送られてきて、そのまま日帰りでの手術となりました。
始めは歯医者で抜歯をする程度だと思っていたので、気楽に臨んだんですが全身麻酔をするとの事でなんだか少し大掛かりなものになりました。
人生初めての手術がまさかイギリスでするなんて思ってもなかった。

と言っても、時間も20分くらいの短いもので、手術後2時間後には帰宅しました。

これらにかかった費用はすべて無料。
これが日本だったら診察から手術までいくらかかったんだろうと思うと、イギリスにいてよかったなぁ~と思える瞬間でした。

検査の結果が出てから手術しましょうと話が出てから手術までは3か月くらいかかりました。
NHSは患者が多く、緊急性の小さいものは後回しになります。

なんだかんだNHSの評判は良くないのですが、自分としては全く問題なかったし、フレンドリーな感じが逆に良かったです。



家に家具が付いている

これは本当にありがたいと思いました。
こっちでは入居時に大体洗濯機、冷蔵庫、コンロ・オーブンが備え付けであることが圧倒的に多いんです。

これは賃貸でも購入でも同じです。
初めて引っ越した時の家にはもちろんついていたので、最初の費用が抑えられました。

洗濯機はキッチンに組み込まれてる場合が多く、始めはキッチンに洗濯機がはめ込まれているのに違和感がありました。
また冷蔵庫はその家の持ち主によってまちまちですが、一人暮らしようの小さめのものから、普通の家族サイズの大きさの物までとバラバラでした。

またイギリスを含めた海外ではオーブンが備え付けてある場合が一般的で、このオーブンが大きくてとても重宝しています。

大きなピザが丸々1枚入るし、オーブンの大きさもなかなかなので、同時に色々調理するのに役立っています。


さらにヒーターも備え付けです。
こちらではCentral Heatingと言って壁にくっ付いています。
冬場は冷えるので、これはありがたいです。
ただ電気代がぐーんと上がるので使いすぎには注意w


さらに賃貸の場合、家具付きの物件も多く初期費用を抑えることが出来ます。
家具付きの場合はテーブルやベッド、クローゼットや机、ソファーなどフルでついている物件も割とあるので、これも選ぶ材料の一つになります。
これは逆を返すとイギリスに住んでて悪かった点にもなるんですけど、それはまた後日ご紹介したいと思います。