イギリスで陸マイラー始めました

マイルを貯めたいけど、飛行機には乗らないし。それなら陸マイラーで貯めてしまおうと思い、同時にブログも開始。イギリス在住で色々出来ないこともあるけど、色んな情報アップしたいと思います。

Airbnbの予約がキャンセルされた件について

みなさんはAirbnbを知っていますか?

2008年に設立された新しいタイプの宿泊形態のサービスです。
これにはホストと呼ばれる貸主が自分の家に旅行者を宿泊させることが出来るサービスです。

f:id:buleparrot:20180724215747p:plain

宿泊タイプは、シェアルームやプライベートルーム、一軒まるまる貸出などに分かれています。
このAirbnbのいい所は現地の人と直接やり取りが出来るので、よりローカル感を味わいたい人や、ローカルの人と交流を持ちたい人には最適だと思います。
また現地の家に直接泊まることが出来るので現地の家がどういうものか、キッチンや洗濯機がついていたりするのでそこで生活している様な体験が出来ちゃうのも魅力的だと思います。

自分が日本に帰るときに2人で東京に滞在するときは、いつもAirbnbを使っています。

しかし、日本では2018年の6月に新しく民泊に関する法律が施行されました。
それにより、Airbnbのホストが激減。 そのため宿泊施設が大幅に減ってしまいました。
今年の10月に日本一時帰国するにあたって2か所のAirbnbを予約していました。
そのうちの一軒がこの法律に引っかかりキャンセルとなってしまったので、その経緯についてここでシェアしたいと思います。

どうして民泊新法が出来たのか?

f:id:buleparrot:20180724215842p:plain


もともと日本での民泊はグレーゾーンのまま使われていました。
ホストは自分の家や空いてる部屋を旅行者に貸すことで収入を得られ、また旅行者はホテルよりも安く済むということで両者winwinな関係でした。

自分の家を民泊として宿泊料を取って使用する場合は旅館業法により営業許可を取らなくてはなりませんでした。
しかし、許可がないまま旅行者を泊まらせるホストが続出しました。

Airbnbを使うゲストの90%以上が海外ユーザーということもあり、日本のルールにうまく適応できなく近隣住民とのトラブルが続出していました。

近隣住民からしてみると、
・毎回見慣れない外国人が自分のマンションで見かける
・騒音がひどい
・ゴミの分別やゴミ出しがめちゃくちゃ
などの問題が発生していました。

そこで政府はきちんとしたルールを作り、許可を得たホストのみが民泊を許可する民泊新法を作りました。
これが施行されたのが、2018年6月15日でした。


詳しくはこちらをどうぞ
www.gov-online.go.jp



民泊新法前のAirbnbの現状

Airbnbは急激に日本で広がり、有名観光地や大きな街ではかなりの数の宿泊場所が簡単に見つけられました。
それこそ東京は探せばいくらでも出てくる状態でした。
物件も様々でほとんどは丸々一軒家貸出しタイプが多く見られました。
と言っても、ほとんどは1Rや1Kと言った間取りで、1~2人が泊まるのがやっとという大きさのものでした。

それでも旅行者からしてみたら、安く使えてキッチンや洗濯機付き、またポータブルwifiなども付いているのでほとんどのairbnbはすぐに予約で埋まってしまうという現状でした。

特に観光シーズンの4月や年末年始は一泊の値段がこの家の家賃の1/3くらいなんじゃないか?なんて言う物件も多く見られました。

またホストのほとんどは個人で所有している物件ではなく、賃貸物件を旅行者に貸すことで高額な収入を得ていたということも問題視されていました。

人気エリアでは予約が絶えず入っていて、1週間ゲストが宿泊することで家賃分は簡単に元が取れてしまうと言ったビジネスが成立していました。

これらの物件はきちんとした民泊許可もなく、自己所有の物件でもないため、このグレーゾーンがしばらく続いていました。


民泊新法のルール

民泊を登録する人は必ず届け出が必要になりました。
居住要件としては、下記のどれかに該当する住宅が対象。
(1)現に人の生活の本拠として使用されている家屋
(2)入居者の募集が行われている家屋
(3)随時その所有者、賃借人または転借人の居住の用に供されている家屋
また年間で民泊サービスを出来る日数は最高で180日間となりました。

これにより、賃貸をまた貸ししていたホストはライセンスが取れずに大幅に減少ということが起きました。
そのため、新法施行に伴い日本のAirbnbが急激に減ってしまったのがつい最近の出来事です。

Airbnbの予約がキャンセルとなった

この新しい民泊法に伴い、自分が予約していたAirbnbは大丈夫なのか?と思っていましたが、6/15を過ぎてもairbnb何の連絡もありませんでした。

7/4に突然メールが来ました。
予約しているうちの1つがライセンスをまだ取得できない状態であるとのことでした。
Airbnbから出された選択肢は、
1、ホストにじかに連絡を取ってライセンス取得状況を確認する
2、キャンセルして違う物件を探す
3、ホストがライセンスを取れるまでそのまま待つ
の3つでした。

すぐにホストに連絡を取りましたが、ライセンスの届け出は出しているが、いつ許可が下りるのかは分からないとのことでした。
10月までまだ時間がありますが、突然無理と言われるのは怖いので、ホストと相談の結果キャンセルすることにしました。


通常ならキャンセルする場合にはキャンセル料がかかる物件が多いのですが、今回はすべてのキャンセルに関してはキャンセル料はかからず、全額返金でした。


Airbnbが出してきたサポート

ライセンスが取得できてないホストの物件のキャンセルについてAirbnbは迅速にサポートを出していました。

今回のキャンセルの伴ってAirbnbが出してきたサポートは、
満額返金とクーポンの発行

これは支払った金額が全額支払先に返金されました。
またこれとは別に宿泊予約していた分の金額と同額のAirbnbクーポンが支給されました。

これは6万円の宿泊予約をしていたら6万円がクレジットカードに返金され、これとは別に6万円分のairbnbクーポンがもらえるということです。
これにより、返金とクーポンを足すと2倍額分になるというものでした。

またAirbnbの体験で利用できる$100分のクーポンも支給されました。


キャンセルにより変更にかかった費用に対するサポート
これは宿泊がキャンセルされたことによる代わりの宿泊施設の確保や航空券変更に伴う費用のサポートです。
しかし問い合わせをしてみると、航空券を変更した場合にかかった手数料は必ずしも支払われるわけではなく、領収証を出した後にAirbnb側で検討後にサポート額が決まるとのことでした。


今回の宿泊先キャンセルにともなって航空券を変更するつもりはないので、このサポートは自分には必要ありませんでした。

詳しいサポートはAirbnbのこちらで確認できます。
press.atairbnb.com





キャンセル後はすぐに返金手続きが行われ、クーポンはキャンセル後すぐに支給されました。
そのため、すぐに新しい宿泊先を探しました。

クーポンのおかげで、予算よりも大幅にオーバーした宿泊先を手配することが出来ました。




今回の民泊新法導入によって、近隣とのトラブルや不法なまた貸しが減ることはいいことなんだと思います。
しかし、個人的には毎回東京宿泊時はairbnbを使っているので、宿泊先の候補が減ってしまうのは少し残念です。
また宿泊先が減ったからなのか、全体的に一泊の費用も以前に比べて上がっているように思えます。


ホテルは快適なんですが、東京のホテルは特に高く狭いと言うイメージが個人的にはあり、長期滞在となると痛い出費です。
その分airbnbは割安で必要家電もそろっているため、長期滞在に向いていると思います。



今回Airbnbは連絡してすぐに迅速に対応してもらえました。
連絡はAirbnb内のチャットでのやり取りでしたけど、何時でもすぐに返事がもらえたのはありがったです。

日本に限らず、世界各地でAirbnbはネットワークを広げています。
宿泊先の候補として毎回Airbnbも入っていますが、やはりキッチン付きは何かと便利だったりします。
また直接ホストと話す機会もあるので、じかに色々現地のことも聞くことも出来るので、利用価値は十分高いと思います。


この機会にAirbnbを使ってみてはどうでしょうか?


ANAでは11/5までの期間限定で初回予約に限り3000円のクーポンを出しています。
www.ana.co.jp


一応紹介させてください。
自分からの紹介で初回に限り3648円の割引が受けられます。
これはあなたが利用してくれると自分にも2200円ほどのクーポンがバックされます。  
それでもいいよーという方はこちらのコードをどうぞ。
www.airbnb.jp