イギリスで陸マイラー始めました

マイルを貯めたいけど、飛行機には乗らないし。それなら陸マイラーで貯めてしまおうと思い、同時にブログも開始。イギリス在住で色々出来ないこともあるけど、色んな情報アップしたいと思います。

言葉の壁をリアルで感じてみて

今回は旅ブログとも陸マイラーブログとも全く関係ないんですが、ちょっと呟いてみたいと思います。


母国語ではない言葉を使って生活をしている人は読んでくれてる人の中には何人いるんでしょうか?
海外で留学や仕事をした人の方が多いのかと思います。


陸マイラーの皆さんのブログを読んでいるとよく海外に行かれている方のブログを拝見します。
旅先ではやっぱりコミュニケーションは必要なので、必ずといっていいほど日本語以外の言語を使うことがあると思います。

挨拶くらいしかできないよーという人もいれば、日常生活会話ならばっちりという人も多いのかなと思います。
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どうやって自分が英語に触れるようになったのかを軽く紹介したいと思います。

英語に触れるようになったきっかけ

あれは自分が23歳のころ、ルームシェアをしている友達がいました。
その友達にホームパーティーをするからと誘われたのが一番初めのきっかけです。

そのパーティーには日本人が半分と外国の人が半分の割合で来ていました。
ここに来ていた外国の人たちは日本で生活をしていた人なので、日本語を話せる人が結構いました。

それでも英語での会話が始まったりると自分は???な状態で全く言っていることもわからなかったんです。
友達が英語で会話しているのを見て当時はむちゃくちゃカッコいいと思ったんですねー。

その時から英語を話せたらいいなと思うようになりました。


なんとなく英会話学校にも通い始めたのもその頃からです。
そして勢いでオーストラリアにワーキングホリデーとして行ったのが24歳の後半でした。


オーストラリア留学時代 ~はじまり~

これは本当に勢いでした。
あまり下調べもせずにとりあえずWHビザを申請。当時シドニーに友達が留学していたので、それをあてにして行ったんです。
学校も決めてなけりゃ、住む家も決めてない状態でバックパッカーに1週間だけ予約を取って現金と大量の荷物をもっていったのがはじめです。

空港の税関で言われてることも分からず、バッパーの受付で言われてることも分からずなんで来たんだろうって後悔したのはバッパーに泊まった初日の夜でした。


その後は友達に留学エージェントを探してもらって、無事に語学学校も見つかりやってみたかったホームステイも見つけることが出来ました。


オーストラリア留学時代~語学学校編~

語学学校は日本人は少なかったのですが、韓国人が多めの学校でした。
同じ時期に入学した韓国人と仲良くなり、一緒にご飯食べたり授業後でもお茶しに行ったりするようになりました。
このころから少しずつ友達も出来始め、ちょっとずつ楽しくなっていきました。

ただ、そこの学校は韓国人が多かったのでクラスの50~70%が韓国人だったときもありました。
彼らはとてもフレンドリーでいいのですが、やはり同じ国の人が集まるとどうしても同言語で話し始めるんですね。

授業中でも聞こえてきたり、一緒にご飯食べてても会話の中に韓国語が入ってくると自分は分からず、『なんでオーストラリアに留学に来てまで同じ国の人同士くっついて同言語で話してるんだろう?』と思うようになりました。


これはきっと日本人が同じクラスにいたら自分もしていたんだろうなと思いますが、当時はいなかったので自分には英語で話さない彼らにイライラしていることもしょっちゅうありました。

そのうち、クラスが変わるとヨーロピアンが入ってきたり南米からの学生も入ってきたので、英語での会話が増えていきましたが。


オーストラリア留学時代~ホームステイ編~

ホームステイは2か月しました。
ステイ先はイタリア系のおじいちゃんとおばあちゃんの家でした。
2人ともとても親切でしたが、なんせ自分が話せないのでうまく会話をすることが出来ませんでした。
それでも週に一回はテイクアウトの中華料理を出してくれたりととてもよくしてもらいました。

またホームステイでは基本的にはランチはつかないんですが、学校に行くときは毎日サンドイッチを作ってくれました。
当時おばちゃんが買い物から帰ってきて『I'm come back』と言われたのが、『あっかんベー』にしか聞こえなくて何回も聞き返したりしたこともありました。

この夫婦には2人の娘がいて、その娘たちが子供を連れてたまに遊びに来てました。
言葉がわからなくても子供たちは一緒におもちゃで遊ぼうと声をかけてくれたり、娘さんたちにもよくしてもらいました。


今になっても思うのはもっと話せたらよかったな~と当時どうしてもっと積極的に話をしなかったんだろうと言うことです。


オーストラリア留学時代~アルバイト編~

ホームステイを終えてシェアハウスに引っ越してからは日本食レストランでバイトをすることにしました。
英語を使って仕事がしたいと思ってホールでの仕事を始めました。
働いてる人はみんな日本人だったのでわからないこととか、どうやって言えばいいのかなどを聞きながら生の英語を聞きながら働くことが出来ました。

それでも注文ミスが多かったり、お客さんの言っていることが分からなくて店長からしばらく注文は取らないでと言われた時期もありました。

ここで働くようになってから休みの日もバイト先の友達と出かけるようになり、常に日本語での生活が始まりました。

結局自分も語学学校に韓国人の友達がしていたことと同じことをしていたんですね。

それでも、学校では英語を使うし仕事中だって英語も使うしと無理やり肯定させていたり。

ただ、ここで働いた経験は今でも自分の中ではとても貴重で充実した時間だったと思っています。
電話の取り方や言い回し、トラブル時の会話など習わないようなことまで学ぶことが出来ました。

またお客さんとも仲良くなったり、近くのカフェの店員と仲良くなって今でもつながっていたりとこの時期は留学時代で一番満喫していた時期だと思います。


留学後

留学から帰ってきてからは日本ではあまり英語を使うことはありませんでした。
もともと仕事は英語を使うような場所ではなかったし、友達もほとんどが自分の国に帰っていたり日本語で会話をしたい外国の友達が多かったので、英語で会話ということはありませんでした。

そんな生活を4年半ほどして、ふとしたことからイギリスに行く機会があり今現在に至るってことです。


イギリスでの生活

来たときは留学経験もあるし、英語は日常会話くらいなら出来るっ!!なんて思っていました。
確かになんとなくは分かるけど、ずっとは無理。
途中で分からなくなるとそこから先が話が分からなくなって、うまく会話に参加できない。そんな感じでした。

2か月間イギリスで語学学校に行きましたが、最初のクラスはPre-Intermediate という初中級のクラス。
もっと上だと思っていたのは自分だけだったみたいです。

でもこのクラスでもついていくのがやっと。
語学学校の友達との会話はなんとかなる(これは同じレベルの英語力だから)
でもネイティブの人と会話となると半分くらいしかわからない。

映画を見に行ってもストーリーが理解できない。
レストランでメニューを見ても分からない単語が多いと、留学で時期が終われば帰ると思っていたころと違って焦りが出てきました。

このままここで生活していけるのか?仕事はみつかるんだろうか?友達は出来るんだろうか?
ここで一気にいろんな不安でいきなりホームシックになったりもしました。


でも、人間って慣れるもんなんです。

そんなんでも時間がたつと変な度胸がついてきたりします。
今でも分からないことは多いし、言ってることが理解できなこともよくあります。
それでも、積極的に話すようにしたり職場でも電話に出るようにしてます。

分からなければ他の誰かに聞く

これってすごく大事です。
分からないままうやむやにするくらいなら分かるまで聞いたり調べてみる。

イギリスは移民が多い国です。
職場でもイギリス人と外国人の割合は50%50%だったりします。

でも、英語が分からなくて「は?何言ってんのこいつ?」と言われたことはほとんどありません。
移民が多いからこそなのか分からなければみんな教えてくれるんです。

また自分が分かることは相手にも教えたりもします。


今の仕事が始まるとき2週間の研修がありました。
もちろん研修はすべて英語。しかもいらんことに結構グループワークが入ってきたり、発表があったりします。
その時、書記と発表者が必ず必要になるんですが、これが本当に嫌でした。

どうか自分にあたりませんように・・・

立候補なんてしませんでした(笑)

書記って言われても、言われたことが聞き取れてもその単語が知らなきゃ書けもしない。
発表って言われても、発音も違うかもしれないし、そもそも発音すらわからない単語が並んでるし。

グループも同じアジア人とかインド人なら何とか会話に入れるけど、イギリス人と組むと会話が早すぎて分からない。
どう思って聞かれても質問の意図もよく分からない。

そんな感じで研修も終わっていきました。
でも、分からない単語はメモしたり書いてもらったりして毎日家に帰って調べたりしていました。


課題出されることも多かったので、この当時は語学学校のときより勉強してました。


今は色んな国籍の友達も増えてきました。一緒に出掛けたりお互いの家に遊びに行ったりすることもあります。
もちろん会話は英語ですが、日常生活の会話からさらに深いところに突っ込んだ話もします。
分からないこともありますが、語学はどんなに勉強しても完璧にはならないと思っています。

日本人でも日本語が完璧な人なんていません。
とちょっと吹っ切ってみたり(笑


英語を勉強したいと思っている人へ

留学したほうがいいのかな??
これはたくさんの友達から聞かれる質問です。

自分は英語や違う語学を勉強したいなら現地に行くのが一番早いと思っています。
なので、留学を悩んでる人とかワーキングホリデーを考えてる人には積極的に進めています。

それでも、仕事があるから今は行けない。お金がないから行けない。
これが、返ってくる返答の90%以上です。

確かに仕事をしていると行けません。
でもそのまま仕事を続けてるともっと行く機会をなくすし、結婚したらもう留学なんていけないと思います。
歳をとるとどうしても守りに入っちゃうと思うんですよね。

英会話スクールで勉強するのももちろんいいと思います。
でも、本気で考えてるなら早いうちに海外に出てしまうのが現実を見ることが出来るし、毎日英語に触れることもできます。

嫌になったら帰ってくればいいんじゃない?今しか行けないよーとよくアドバイスしますが、なかなか実行に移すのはやっぱり難しいですよね。


行かないで後悔するより、行って後悔するほうが達成感はあるのでは?
偉そうなことばかり言ってますが、やっぱり経験は大きな財産になると思います。


日本に来ている外国の人に対してしてほしいこと

日本には『郷に入っては、郷に従え』という言葉があります。

日本に住んでいるだから日本語を使え!!という人がいますが、これってあまりにも一方的すぎませんか?
日本に来る人たちは旅行で来ていたり、勉強できていたり、仕事をしに来ていたりと目的も様々です。

確かに最低限のマナーは守ってもらいたいんですが、日本にいるんだから日本語で話せとか箸を使って食べろと強要するのはノンセンスだと自分は思います。

お互いの文化を理解するのは大事ですが、お互いをリスペクトすることも大事です。


よく、これは日本でするとマナー違反とか日本でこれをしちゃいけないというのを聞きますが、果たして彼らがそんなことまで知っているでしょうか?

常識的に考えておかしいことは言ってもいいと思います。
路上でたばこを吸ってポイ捨てしまくる外国人とかw  結構外国では路上喫煙ポイ捨て多いです。
電車やバスで大声で電話をする人とか。 外国ではこれは普通です。

でも日本食はこうやって食べなくちゃいけないとか、ここではこういう風に言わなくちゃいけないと強制するのは無理があります。
これ、実は自分が良くすることなんですね。

そのせいで家では結構喧嘩します。 箸のおき方とか茶碗の位置とか(笑


そんな自分が言うのは説得力に欠けますが、『あの外国人、日本語分からないくせに日本に来るんじゃねーよ』と聞こえたときには悲しくなりました。

こう思うのは少数だと思いますが、彼らは彼らの目的とか楽しみがあって来ているわけだし、そういう自分たちも海外旅行に行ったときに現地の言葉でちゃんと会話しているのか?と思ってしまいます。


日本でこれは当たり前と旅先で求めたりしてませんか?
レストランでメニューも水も持ってこないで店員の態度が悪いとか、聞いてもちゃんと教えてくれないとか。
日本じゃありえないっていうこともその国では普通のことなのかもしれません。


友達から聞いた話なのですが、初めて日本に来たときに空港から宿泊先までタクシーを使ったんです。
彼は当時日本語が分からず、タクシーのメーターをみて4500円だったのを50000円出したんですね。
紙幣の単位を間違えてたみたいなんですけど、タクシードライバーはそのまま50000円を受け取って500円だけ返してきたそうです。


これは自分で体験したことなんですが、出店で外国人が物を売っていて1つ1000円だったんです。
2つ買ったので2000円です。 5000円を出したら、おつりが4000円来ました。
多かったので、その場で1000円を返しました。
そのあと、しばらくしてから友達に「あっちが間違えたんだから返さなくてよかったのに」


違う国で違う言語で仕事をすることは決して簡単なことじゃありません。
ちょっとした言い回しは声のトーンや速さで会話いくらでも難しくなります。


日本人が海外でだまされることもあります。
でも、すべての人がだまそうとしているわけではないし、そういう経験をするとそのあといつまでも引きずっちゃいます。


とちょっと本質とずれてしまいましたが、日本に来ている外国の人で困っているような人を見つけたら『 Hi 』から初めて見てはどうでしょうか?

結構都内だと、地図とかガイドブックを見て場所を探している人は結構いますよ。

その出会いがあなたが海外旅行に行ったときに助けてくれる人になるかもしれませんよ。