イギリス在住でよかった事 ①
今週のお題「読書の秋」
イギリスに引っ越して5年が経ちました。
毎年イギリスでは11月5日がGuy Fawkes Night と言ってイギリス各地で盛大に花火が上がります。
この時期になると、あーもうイギリスに引っ越してきて〇年なんだーって思うんです。
2013年11月6日。僕はイギリスに引っ越してきました。
あの日のことは今でも覚えてます。
寒空の中着いたイギリス。当日停まるホテルの場所をきちんと把握してなく、思いスーツケースを2つもって歩き回ったのがつい最近のように思えます。
今回のブログではイギリスに引っ越してきて良かった点と悪かった点を在住者の視点から書いてみたいと思います。
あくまでも個人の意見ですのでご了承ください。
今回はそんなよかったことを中心にまとめてみたいと思います。
書いていたら長くなりそうなので①と言う風にちょっとだけシリーズ化してみたいと思います。
日本と比べるとどうしても劣る部分が見えてしまいますが、イギリスにもいい点はいーっぱいあります。
よかったことを少しまとめてみました。
ヨーロッパ旅行に簡単に行ける
しょっぱなからいきなりイギリス自体のことではないのですが、イギリスは島国ながらヨーロッパに位置しているので簡単にヨーロッパ各地に行けてしまいます。
ロンドン→ドイツ 約2時間
ロンドン→スペイン 約2時間半
ロンドン→イタリア 約2時間
と大体2時間~でヨーロッパ各地に飛べるんです。
もちろん住んでるエリヤ行く場所によって違いはありますが、日本にいた時と比べるとヨーロッパに気軽に行けるようになりました。
ちなみに引っ越してきてから行ったヨーロッパは、
ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、オランダ、ベルギー、スイス、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ポーランド、スロベニア、オーストリア、ラトビア、エストニアです。
まだ行けてないところもいっぱいありますが、これらはホリデー(有給休暇)を使ったものではなく、週末や連休などの休みを使って行っています。
そして一番の魅力は航空券の安さにあります。
何度かブログにも書いてるライアンエアーをメインとして使っていますが、これが安すぎるってくらい安いんです。
例えば、ロンドン→ミラノ 片道約1500円とか、 ロンドン→バルセロナ 片道約3000円とか。
詳しくはこちらをどうぞ
blueparrot.hatenablog.com
片道1500円で乗れる飛行機にびっくりです。これなら本当に気軽に行けるんです。
イギリスに来て1番よかったなーって思える事です。
仕事のオン・オフがはっきりしている
これは働いている会社や環境によるんですが、日本で働いていた時と比べて仕事の無駄な残業は全くありません。
これはさすが海外と思ったんですが、就業時間ギリギリに来るのは当たり前で、昼休みは絶対に仕事を持ち込みません。
と言うより昼休み中に仕事のことを頼んだり頼まれても、「今は休憩中だから他の人に頼んで」と言われます。
こっちでは休むときはしっかり休むというのが当たり前です。
これは働いていていいな~って今でも思います。
もちろん終了時間もきっかりで帰ります。
時間になったら即帰る。これ結構当たり前のようになっているので、帰りにくいなんて言う雰囲気はありません。
残っていると、「早く帰れっ」と言われるほどです。
日本にで働いていたことは就業時間前に行ってその日の業務の確認をしたり、スケジュールの調整とかをしていました。
これは大体就業時間の20~30分前には職場に着いて色々やってました。
そして業務時間を過ぎても当たり前のように残業。
しかもサービス残業になることが多く、結局1時間くらいはタダ働き。 なんて事が当たり前のようになっていました。
もちろん働いている会社によりますが、自分の場合はこれらのサービス残業が全くなくなりました。
休みが取りやすい
イギリスは祝日が日本と比べると明らかに少ないです。
日本は15日なのに比べてイギリスは8日。 (イギリスでも地域によって祝日が異なります)
約半分です。
それでは有給休暇の日数はどうでしょうか。
日本ではおおよそ1年で10~20日くらいだと思います。
イギリスでは多くの企業がだいたい28日前後の有給休暇を出しています。
トータルすると同じくらいの日数になりますが、果たして日本の会社で有給休暇が全部消化できるのでしょうか?
これは日本で5年前自分が働いていた会社ですが、毎年20日の有給休暇がもらえました。
でも1年間で使えても10日前後。
使えなかった分は翌年に10日まで持ち越し可能。
でも結局次の年でも全部使えなくて持ち越しの繰り返しで、辞めたときには30日以上残っていました。
それでも退職時に全部使わせてもらえませんでした。
長く働いていると有給休暇の残日数だけ増えて消化できず、持ち越せない分は破棄と言う悪循環がずっと続いていました。
今はどうか分かりませんが、まだ働いてる知人に聞くと相変わらず、有給休暇の消化率は良くないそうです。
もちろん有給休暇を率先して使うようにしている会社もいっぱいあると思いますが、それでもまだまだ消化するにはなかなか難しいのかな?と思います。
現に自分が使えなかった理由は「人が足りないから」とか、「あなただけにいっぱい使わせてあげられない」と言う理由でした。
それに比べるとイギリスでは全日数有給休暇が使えます。
有給休暇消化率100%です。
会社によって翌年の繰り越しがあるかないかは異なりますが、今働いている自分の会社は翌年に繰り越すことが出来ません。
そのため、マネージャーから「早く使ってくれ」と催促が入ります。
今の会社は28日の有給休暇があるので、1週間分だと5日間の有給休暇を使います。
なので、全部まとめて使うと5週間とちょっとになります。
こちらではホリデーはみんなだいたい2週間くらいで行く人が多いです。
また自分の場合は日本に帰る時に長く行きたいので、いつもマネージャーに相談すると3~4週間くらいの有給休暇がもらえます。
もちろん1日単位から使えるので、週末に1日足して3日間でどこかに行ったりすることも可能です。
日本に帰るといつも友達から何日間で来てるのかと聞かれますが、1か月って言うと決まって仕事辞めたの?と聞かれますが、安心してください。辞めてませんよ(笑)
英語が使える
何を言ってるんだ?って思うかもしれませんが、もちろん公用語は英語です。
なので、英語は毎日使えます。 と言うか使わなくちゃいけません。
なので、必然的に英語力は伸びていきます。
日本にいたときは英語を話すのにお金を払って語学学校に行ってなんてありますが、そんなお金はかかりません。
一歩外に出ればどこでも英語で話せます。
これはある意味嫌なことにもなるんですが、やっぱりイギリスに住んでいるメリットとして英語を勉強したい人にはいい環境なんだと思います。
またイギリスにはいろんな国の人が住んでいるので、いろんなアクセントを聞くことも出来ます。
How are you?って聞かれて、I am fine以外の言い方も必然的に身についてきます(笑)
だけれどもここで言っておきたいことは、何年住んでも英語が100%になることはないと思います。
言語には1つのことを伝えるのにいくつもの言い方があります。
これは英語だけに限らず、日本語でもそうですね。
例えば、「ここに行きたいんですけど、どうやって行けばいいですか?」
って言う質問も、
1、「ここに行きたいです。どうやって行けばいいですか?」
2、「ここに行くにはどういう行き方がありますか?」
3、「ここまでの教えてください」
ちょっと微妙に違う言い回しですけど、どれもほとんど同じ意味です。
英語でも同じように言い回しや単語が変わりますが、同じ意味で質問することが出来ます。
また日本人でも日本語でも完璧に使える人が少ないんじゃないかと思います。
と言うより、自分は日本語の間違いが多いので何とも言えませんが。
インターナショナルな友達が出来る
日本人の友達もいますが、やっぱりインターナショナルな友達が増えます。
ほとんどが職場つながりですが、英語学校に行ってた時の友達や前の職場の友達、ご近所さんや友達の友達と輪が広がってきます。
友達が出来るとその人たちの国のことを色々知ることが出来ます。
国が違うと文化や考え方も違うし、それを知ると結構面白かったります。
例えば、音に対するタブー。
日本では麺をすするときに音を立てて食べるのは当たり前ですが、海外だと音を立てるとNGだったりします。
これは結構有名な話です。
さらにもう1つ。
鼻が詰まった時によく鼻をすすったりするかと思います。 (すするって言う表現が正しいか分からないけど・・・)
これ、こっちではNGです。
この音を嫌がる人が多いんです。これは最近知りました。
なので、こっちでは鼻が詰まったらすぐに鼻をかみます。 しかもティッシュじゃなくてハンカチで(笑
また日本に興味を持ってくれる人が多いのは嬉しいです。
日本人だよって言うと決まった言われるのが、
「日本に行きたい」
「寿司が好き。家で寿司を作るのか?」
日本人は家でも寿司を作ってよく食べるって言うイメージがあるみたいです。
あとは日本は高いってよく聞かれますが、これは行く場所や食べるものによってピンキリですから結構返答に困ります。
でもイギリスより安いかな?と思うのは自分だけではないはず。
去年から1か月に1回同じメンバーでホームパーティーをしています。
このルールは毎回1人1品持ち寄るなのですが、大体みんな自分の国の料理を作ってくるので、毎回楽しみです。
5人も集まればテーブルにはいっぱいの料理が並びます。
毎回前菜にするかメインにするか、デザートにするか大体担当を決めて集まっています。
手作りの料理はやっぱりおいしいです。
野菜・果物が安い
イギリスは野菜や果物をヨーロッパやアフリカから輸入しています。
スーパーで売られているほとんどの野菜や果物がスペインやモロッコなどから来ています。
輸入しているのに、安いんですよね。
例えば、レタスは1玉50P前後 (大体70円くらい)
ジャガイモ2kgで£2 (大体300円)
人参10本で£1 (大体145円)
リンゴは6つで£1 (大体145円)
イチゴ1パック £1.5 (大体230円)
と日本より安いと思います。
イギリスは高いと思う人も多いと思いますが、自炊をするには日本より安いです。
これは日本とは逆なのかな?と思います。
日本は1人暮らしの場合、外食の方が安くついたりしますね。
イギリスでは外食の方が高くつきます。
試しにイギリスに来た際はスーパーを覗いてみてください(笑)
この他にもいろいろあるけど、それはまた次回に引っ張ろうと思いますw
読んでくれた人がちょっとでもイギリスに魅力を持ってくれればいいかなーって。
今度はイギリスの医療制度にもちょっとだけ触れたいと思います。