イギリスで車を買う その1
ついに車を買っちゃいました。
中古ですけど、そんなのは全然気にしません。
日本でも自分の車なんて持っていたことないのに、車いいなーって思い始めてから2週間ほどで購入までに至りました。
今回はイギリスで車を買うときの流れとかを説明していきたいと思います。
車を買う方法はいろいろあります。
基本的には基本と一緒です。
新車ならば各社のディーラーで買えばいいし、中古ならネットで探して買うのが一般的です。
こっちではAutoraderというサイトが一般的ですが、その他にはgumtreeやFacebookでのマーケットで買うこともできます。
ディーラーで買うならAutoraderで、個人から買うならその他のサイトっていう感じです。
今回は第1弾としてディーラーを通して買うことを説明したいと思います。
ディーラーで買う場合のメリット
・メンテナンスがきちんとされている
・何かあった場合に対応してもらえる
・購入後の保証期間がある
・車の種類が多い
・試し乗りが出来る
・購入後自宅まで届けてもらえる
ディーラーもいろいろいるので全てがきちんと出来ているわけではありませんが、イギリスは法律に厳しいので比較的きちんと整備されているケースが多いです。
デメリット
・個人から買うより高い
・登録料がかかる場合がある
・駅から離れた場所にあることが多い
・稀に悪徳なディーラーもいる
メンテナンスをディーラーがしているので、その分値段が高い場合があります。
またディーラーによってはregistrationのためにお金がかかったりします。
今回は1つのディーラー見にいきましたが、車をたくさん置くためのスペースが必要なので、駅前などになく、国道沿いや駅からだいぶ離れた場所のためのそこまで行くのに時間がかかりました。
またディーラーの中にはとりあえず売ってしまおう的な所もあるので、そういう所は注意が必要です。
買った後に気づいても遅かったなんてこともあるみたいですから。
購入手順
それでは具体的に買う手順を見ていきましょう。
まずはAutoraderで自分の希望に合った条件を入れていきます。
Auto Trader UK - Find New & Used Cars for Sale
車を検索する条件を入力していきます。
左から順番に見ていきます。
入力をするだけで簡単に検索できますが、ここではこれでもかっというくらい分かりやすく説明したいと思います。
Postcodeはイギリスの郵便番号にあたります。
Distanceは何マイル先まで検索するか示します。
Showは中古か新古車か新車を選びます。
Makeはどこの会社か。
Modelはその会社を選択することで車種を選びます。
Min PriceとMax Priceは最低~最高予算
右に移って、車のマークは車の形を表します。
右側ではさらに細かく設定できます。
製造年や現在までのマイレージ数、ガソリンのタイプやドアの数、マニュアル車かオートマ車か、エンジンのサイズや二酸化炭素の排出量まで。
なんで二酸化炭素の排出量が入っているかと言うと、この排出量でRoad Taxの値段が変わってくるためです。
Private/Tradeは個人から買うのかそれともディーラーなどの会社を通して買うのかを選ぶことが出来ます。
実際に検索をしてみましょう。
検索例として、HondaのCivic、予算は£5000まで、2008年以降のもので走行距離は70000マイルまでとして検索をしてみました。
そうするとこの希望の内容では53件がヒットした結果が出ます。
写真や車種についての説明、それと売り主の連絡先などが表示されます。
この中から気に入ったものがあれば、直接売り主にメールや電話をして車を見に行く予約を取ります。
予約を取る前に気になることは質問をしておいたほうがいいです。
また当日に試しに運転をしたいことなどについてもきちんと言っておいたほうがいいです。
1つの車に対して身に来る人は結構いるみたいで、見に行く前にすでに買われてしまったということもよくあるそうなので、見に行く前日にも連絡を取っていくことをお勧めします。
ここで、一つ気を付けてもらいたいのはCAT DとかCと表示されている車です。
CATって何?
このCATというのは、過去に事故歴があり修理済みを示しています。
CATのカテゴリーはA,B,S,C,D,Nで分けられており、A,Bに関しては購入は安全ではありません。
AutoraderではよくCAT C/Dの表示がある車があります。
CAT CとDの違いを軽く説明しておきます。
CAT D
車が事故った時に、車保険会社が車の状態を評価・査定しにきます。
査定された結果、「車の市場価格よりも、修理費のほうが上回っているので、スクラップ推奨」と保険会社に言われた場合、車のオーナーが「廃車しないで、車に問題ないなら修理して使う」した場合に⇒車両データベースに「修理済」Category D.(=CAT D)とタイプされます。
CAT C
車のオーナーが「修理して車を使いたい」と希望しているが、保険屋が車のコンディションを元に難色を示し、「その車は本当に安全か分からないから、修理した後、修理ガレージで安全性に問題が無いかプロにチェックしてもらってから、保険屋宛てに「安全に問題無し」の証明書を提出しないと、公道は走れません」と警告。⇒「修理済」Category C.(=CAT C)
という風に区別されます。
どちらも修理後に乗ることが出来るので運転には支障はありませんが、やはり過去に事故があるとなると避けがちです。
そのため、値段も安く設定されて販売されていることが多いので、ちょっといい車を安く買いたい人にはいいのかもしれません。
次回は車を見に行く前に調べておきたいMOTや見に行くときの注意点を説明していきたいと思います。