モロッコ フェズでタクシーに乗ってみよう!
2018年5月前半にモロッコのフェズに行きました。 (2018年5月18日 1DH≒11.7円)
フェズ空港から市内アクセスはこちら
フェズからシェフシャウエンまでの行き方はこちら
フェズの交通手段
フェズには鉄道駅はあるものの、鉄道駅のある新市街からメディナがある旧市街への交通手段は、徒歩、路線バス、タクシーになります。
鉄道駅からメディナ入り口までは歩いて50分〜1時間。モロッコの気温を考えるととてもお勧めできません。そして歩いて見て回れるような景色でもありません。
路線バスはローカル感が半端ないです。
4DHと格安ですが、荷物を持っての移動となるとお勧めできません。
そうなるとやっぱりタクシーになります。
今回タクシーに何回か乗って色々気がついた事があるのでここで書いておきたいと思います。
タクシー料金は?
タクシー初乗り3DHくらいからでした。
新市街のCHSバス停からメディナ入り口までは12DH。
フェズ駅からメディナ入り口までは16DHでした。
フェズ駅近くのホテルからフェズ空港までは150DHでした。
タクシーの種類
フェズにはタクシーが2種類あります。
新市街、旧市街を中心に走っているタクシー。
こちらは赤い色をしています。
このタクシーはメーターを使うことがほとんどでした。
空港などの離れた場所まで行くタクシー。
こちらは白い車です。
車の形は普通のセダンだったり、ミニっぽいものだったりとマチマチでした。
この白いタクシーはメーターを使うんだろうけれども、なにぶん距離がある場所優先なので、交渉制でした。
2度ほど機会がありましたが2度とも値段は事前交渉。メーター使うように聞きましたがきっぱり「No」と言われました。
詳細は不明です(笑
空港へ行く時にフェズ市内から白タクシーを使いました。
ホテルで聞いたら150DH。
タクシー運転手に聞いても同じ値段でした。
赤いタクシーの乗り方
これはちょっとカルチャーショックでした。
事前にどんなもんか調べてはいましたが、道端で待っていると人が乗ってるのに通り側にクラクションを鳴らして来ます。
これは「Hey you,乗らないか?」の合図ですw
まずは運転手にどこに行きたいのか伝えます。
行く方向が同じなら乗るように言われます。
方向が違うとあっさりと断られます。
タクシーには後ろに3人、助手席に1人と席が空いていれば乗せてくれます。
始めての時はなんで他の人も乗ってるのに?と思いましたが、これがモロッコ流のタクシーの乗り方みたいです。
気になるお金の払い方は、メーターに表示されている額を払います。
と言っても自分が乗った時点で他の人がすでに乗っていればメーターは0ではありません。
すでに加算されている状態です。
自分が最初のお客だった場合
これはシンプルです。
メーターに表示されいてる額だけ払えばいいんです。途中から他のお客が乗って来ても、メーターで加算された分を払います。
他のお客がいるから、合計金額を乗ってる人数で割るわけでありませんでした。
なので、ドライバー的には乗ってる客の数が多いほど得するってことでしょうか?!
自分が乗った時点で他の客がいる場合
はっきりとどう言う感じで払えばいいのかは分かりませんが、自分の場合は乗った時点での表示されてる金額を自分が降りた時点での金額から引いた分だけ渡してました。
例えば乗った時点での10DHで降りた時点で20DHなら10DHだけ払うと言う感じです。
これで運転手から足りないと言われた事はありませんでした。
けれども運転手がいきなりメーターを0に戻したりするなんて言う小技を出してきたりもしたので、その辺は適当に渡してました。
新市街から旧市街のメディナ入り口までは20DHを超える事は一度もありませんでした。
だいたい15DH前後でした。これでも全然安いと思いましたが。
チップはと言うと、これは運転手によってバラバラでした。
一度すごく感じの良い運転手に当たったので、5DHほど多く渡したのですが、これがそのままお釣りとして返ってきました。
この赤いタクシーで一度だけ事前に値段を提示されたことがありました。
夜ご飯をメディナ内で食べ、フェズ駅に戻った時です。
時間は夜の9時頃で、メディナの門入り口にはタクシーが1台もいませんでした。
少し歩いているとタクシーから声をかけられました。
フェズ駅近くのホテルまで行きたいと伝えるといきなり50DH(580円くらい)と乗ってきたときの3倍くらいの額を吹っかけられました。
普通に断ると値段交渉が始まります。
とりあえず20DHくらいでこっちの希望を言うと、相手は40DH。
夜だし駅までは遠い。他のタクシーもいないだろ?だと言われ、40DHと再度言ってきます。
乗らないよ。と何回か断ってるとあっちがあっさり20DHと負けてくれました。
しかしこのドライバー運転は粗い。
おまけにとなりに客がいるって言うのに、誰かと電話(スピーカー)し始めたり、オマケにタバコまで吸い始める始末。
僕はアンタの友達かっ?と突っ込みたくなるくらいで思わず笑っちゃいました。
赤タクシーで値段交渉は一度だけです。
気になる車、運転は?
車はもうボロボロです。
何度か乗りましたがどれも綺麗、新しいとはお世辞でも言えないレベルでした。
窓枠が錆びてたり、シートベルトが壊れてたり(笑
と言っても、乗ってシートベルトしようとしたらジェスチャーでいらないと言われましたがw
運転手もしてませんでした。これはどの運転手もしてなかった。
信号が青になった瞬間に飛び出したり、もう赤なのに他の車が急に入ってきたりと結構スリリングな場面がチラホラ。
よく見たら車体もボコボコです。
こう言うのもローカル感半端なくて好きなんですが、怖い人は後ろに乗ってくださいね。
英語は通じる?
ドライバーは英語が通じた人は1、2人だけでした。
ただ目的地さえ伝わればそこに行ってくれるので、不敏と思いませんでした。
タクシー内で色々話しかけられる事がなかったので気楽でした。
慣れてしまえば赤タクシーはとても簡単です。
メーターきちんと使ってくれるので、安心して乗る事が出来ました。
鉄道がない分、市内地の移動は路線バスかタクシーですが、路線バスは安いけれどどこを走ってるのかも分からないし、乗る時が不便。
タクシー乗っても値段も高くないので、お勧めだと思います。